アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>福賀中の兜町アンダーワールド(75)「先週の仕手株情報」

当連載の前回(先週号)では、有料読者向けにボカしたかたちである仕手銘柄情報を取り上げたが、ヒントを書いたのでほとんどの方はどの銘柄か分かったと思う。そして予測通り先週木曜日に大幅高となった。その続報は後ほど、以下の有料読者向けのところで解説する。
さて、先週は「ANAPホールディングス」(3189。東証スタンダード。東京都港区)が暗号資産(仮想通貨)を利用したIRで急騰。これまで暗号資産に関するIRの噂は他の銘柄でもあったが、増資に活用はインパクトがあった。ANAPが動意づいて来たのは5月中旬からだが、昨年末に少し上昇し、今年2月中旬までもみ合い。それからまた少し上昇し、5月中旬までもみ合い。ほとんど崩れることはなかった。これは過去の増資分を少しずつ売っていた一方で、買い集めていた投資家がいたということだろう。
以前も書いたが、現物といえども大量には売れない。その証券会社のシェアが20%以下というルールがあるからだ。出来高が5万株だと、継続して売れるのは1万株までだ。なので、売り捌くには時間がかかるということだ。これと同じ動きをしているのが先週ヒントを出した銘柄だが、この点も後で述べる。
ニッケル老舗で不動産も手掛ける「エス・サイエンス」(5721。東証スタンダード。東京都中央区)は青汁王子こと三崎優太氏が大株主に登場(今年3月31日時点で4・59%。4月、クリプトアセット事業開発担当室を新設し、三崎氏を担当室長に任命すると発表)後に急騰している(冒頭写真)が、同じ住所で20%以上の筆頭株主で食肉御、教育、酒類製造など展開「エルアイイーエイチ」(5856。東証スタンダード。東京都中央区)の株価は横ばいが続いている。

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