アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

本紙指摘の「詐欺師」に懲役5年の実刑判決(一審)

 本紙では、私的指名手配の「ご注意『この男、詐欺師につき」というタイトルの連載コーナーを設けている。
明らかにおかしいと判断した場合、警察の捜査を待っていたのでは被害者が増えるから、リスクを負って、注意を呼びかけている。
その連載7回目で、2022年2月、「濵﨑洋」(冒頭写真。1972年11月20日生まれ)なる者を私的指名手配していた
大手マスコミは今回の判決につき、どこも報じていないことから報告が遅れたが、その濵﨑被告に対し、那覇地裁(佐藤哲郎裁判長)は今年3月17日、詐欺の主犯と認め、懲役5年の実刑判決を言い渡していたことがわかった(*ただし濵﨑被告は控訴)。
今回の判決は、本紙が2022年2月に指摘した詐欺疑惑の件ではない。
翌2023年9月、沖縄県警が逮捕した件だ。
本紙既報のように、合同会社「レナトス沖縄」を舞台に、社員権の購入名目で出資金を募り、沖縄県内の当時62歳から78歳まで4人から総額約3500万円を騙取したとされる。
もっとも、実際の被害者は県内の22名、総被害額は1億2600万円とされる。
この事件では5人が逮捕されたが、濵﨑被告はレナトスの経営を取り仕切っていた首謀者と認定。まったく投資運用はしておらず、騙取した資金から僅少な配当金と称して定期的に支払うことで2年超に渡り犯行の発覚を遅らせ、また被害弁済はまったくされていない。これまで前科がない以外に特に有利な事情は見当たらないとして、5年の実刑とした(検察求刑は懲役7年。未決勾留日数が360日)。

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧