アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「ストリーム」経営権巡り訴訟へ(同社は未だIRせず)

 本紙では4月24日開催の「ストリーム」(3071。東証スタンダード。東京都港区)の定時株主総会が大荒れになったことを報じている。
現経営陣側は役員人事につき、斉藤勝久代表取締役社長が取締役に退き、右田哲也取締役(冒頭写真)が代表取締役社長に。また3人の新取締役を就ける取締役会決議事項の信任を得ようとした。
ところが、能勢元株主(公認会計士)が議長(右田氏が務めていた)交代動議を出し、これが認められ、株主提案の別の役員候補選任追加動議が出され、これが可決されたと、別の役員候補だった市村智樹氏(代表取締役就任)ら新経営陣側は主張している。
ただし、ストリームのHPも見てもそんなことはまったく載っておらず、4月24日定時総会後の人事に関するIRといえば、同日、総会は流会になった、翌25日、取締役6人選任の件は審議・採決に至らなかったとIRされているだけだ。
すでに総会から3週間以上経つも、何ら追加情報もなければ、改めて開催するという臨時株主総会に関するものもない。
ところが、本紙が得た情報によれば、市村新代表は、すでに自分らは正当な手続きで信任されており、斉藤氏、右田氏らはもはやストリーム取締役ではなく、したがって、ストリームに関して何ら権限はなく、経営に関する判断・実行することは一切しないように、ストリーム本社が旧経営陣側に占拠されているので、「元取締役」宛としてストリーム本社に「通知書」を出していることがわかった。
それだけでなく、総会当日、早速、新役員の登記申請も法務局にしているという。
これに対し、現役員側も5月1日付で仮処分申し立てをしているという。

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