＜追加情報＞逮捕の「闇金グループ」首謀者と、「トヨタ自動車」創業一族に接点

　本紙では昨日、警視庁生活経済課が４月11日までに出資法違反（超高金利）容疑で逮捕した「闇金グループ」13人の内の主犯格と見られる福井達容疑者（45）が代表を務める投資会社が、「太洋物産」（9941。東証スタンダード。東京都新宿区）の筆頭株主であるなど、少なくとも上場企業３社の大株主であることをスッパ抜いた。
その記事のなかで、この福井容疑者が代表の投資会社と、「世界のトヨタ」の豊田創業一族グループ会社が、東京都港区の同じビルにあるだけでなく、同じ11階に存在する事実を上げ、もしや関係があるということはないのかと疑義を呈していた。
その後の取材の結果、福井容疑者と、豊田創業一族グループ＝「豊田Holdings」の豊田浩之代表は少なくとも面識があることは間違いないことがわかったので追加報道しておく。
こういっても、読者は反社会勢力といっていい闇金の容疑者と、世界のトヨタ一族がそんなわけがないというかも知れない。
だが、本紙がこの間、徹底して報じている「国民民主党」玉木雄一郎代表の実弟・玉木秀樹氏の詐欺疑惑のなかで指摘したように、豊田代表の母親（＝トヨタ自動車初代社長の孫）が代表を務める別の豊田創業一族会社「豊田三共」（東京都中央区。豊田代表も取締役に就いていたことも）の共同代表に玉木秀樹氏が豊田代表母親と仲良く就き金銭トラブルが起きたかと思えば、４月10日にも報じたように、豊田Holdingsはこの間まで「イー・ロジット」（9327。東証スタンダード）の筆頭株主だったが、そこでも問題を起こすなどしていることを思えば違和感は感じない。
なお、以下にその福井容疑者の名刺と、豊田Holdingsの法人登記簿の住所部分を転載する。それを見比べてもらえば、同じビルの同じフロアに“同居”していることは一目瞭然だ。