アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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国民民主・玉木代表実弟の詐欺的手口(豊田一族も被害!?)

 本紙で6月27日、「<ミニ情報>国民民主・玉木代表実弟の投資詐欺疑惑」というタイトル記事を載せ、その際、宣伝用にXでポストしたところかなりの反響が。さらに、「カネ払うから消して」旨のメールが来たこともポストすると、記事紹介時以上の反響があった。
そんななか、昨日、写真週刊誌『フラッシュ』(7月16日号)が、本紙が指摘するその「3000万円持ち逃げ」の件で、玉木氏の実弟・玉木秀樹氏(54)を直撃し記事にしているので、その詐欺の手口につき報じる。
神奈川県横浜市で飲食店を経営するA氏が3000万円も出資する気になったのは、フラッシュ記事にもあったように、秀樹氏自らが、国民民主・玉木雄一郎氏(55)という公党の代表の弟であることを真っ先に明かし、「兄は国会議員をやっているから、信用して下さい。へんなことはしません」と。さらに、秀樹氏の相棒のI氏は、万一となれば「兄に連絡すればいい」とまで言っていたからという。
一方、3000万円の投資資金の内訳は、横に掲げた「業務委託契約書」のように、秀樹氏が代表の「グローバルコンサルティング合同会社」(東京都港区)との間で、FALAK社(ドバイ。秀樹氏と親しい女性が代表)の独占販売契約への資金として2750万円+アラブ首長国連邦(UAE)における法人登記代(250万円)だった。
 このFALAK社、並行し、昨年6月、東京都千代田区のガラスコーティング剤卸し会社G社との間で、UAEにおける独占販売権を得る契約(1年ごとに更新)を結んでいた。
このガラスコーティング剤はひじょうに優れているとされ、車の窓、スマホの表面、住宅の内外装、建築用強化ガラス、太陽光パネルなどあらゆるところに塗布できるそうだ。
秀樹氏は、UAEアブダビの王子と親しく、すでに21年8月、秀樹氏はこの王子と共同出資で「アークモーターズ」という電気自動車販売会社を設立。こうしたルートで売り込めば、UAEは建設ラッシュでもあり、車にしろ住宅にしろ、たくさんのガラスコーティング剤が採用され3カ月程で元金回収でき、後は全体の事業収益の3割をもらえるという話だったという。
ところが、3カ月経っても、未だも収益があるどころか、3000万円の元金さえ1銭も戻って来ていないという。
「最初は自分も騙されたんだとかいろいろいいわけをしたり、代わりに新しい事業をとか言ってましたが、昨年末ぐらいから一切連絡を取れなくなりました。担保に香港の秀樹氏名義の不動産を入れていたのですが、調べて見ると売却済。理由を聞いたら、『そもそも、あの不動産は自分名義だが別の人のものだから』って。
これは最初から詐欺目的で、カネを引いたら後は時期を見てトンズラなんだと確認しました。それで今年1月に警察に相談を始め、今、受理に向けてやり取りしているところです」(A氏関係者)
一方、タイトルの「豊田一族も被害!?」とはこういうことだ。

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