アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>福賀中の兜町アンダーワールド(59)「3月、まさかとは思うが株価が60倍(!?)の怪しい銘柄情報も」

代表が創業者からあの松田元氏に交代し、暗号資産事業に力を入れて行くとIRしたばかりの「GFA」(8783。東証スタンダード。東京都港区)の株価が先週の2月19(水)、20日(木)と、1日の間に下がったり上がったりの激しい動きが続き(19日は高値と安値の差が166円、20日は128円)、出来高も急増していた(冒頭写真)。
もっとも、この2カ月ほどの動きを見れば、ほぼ600円を挟んでのもみ合いということに気づくだろう。
GFAは連日のようにIRを出していが、これは大量の玉を売り捌くためには一定の株価が必要ということだろう。まだ全部売り捌けてはないようだ。問題は売り捌いた後の動きだ。玉移動のような動きだが、引受先は不明。しかし、これまでの動きから察して中国系が引き受けているような気がする。
それにしても、19日には、UAE現地法人戦略子会社(代表は松田氏)は現地で4事業を展開する方針で、また上場支援などする会社が中期的に保有暗号資産1兆円を目指すなどとブチ上げているが、こんな曖昧な内容に飛びつく投資家も投資家だし、それを黙認する東証もどうかしているのではないか(21、25日にもやはり松田氏が代表のマレーシアの別会社と個別開発契約などのIR。しかもこのマレーシアの会社の業績データは、相手先の意向により非開示)。
さて、新たな動きでは婚活サービス展開の「タメニー」(6181。東証グロース。東京都品川区)。「継続重要事象」で財務内容はよくないのだが、このボロ株を継続買いしている筋があるとのことだ。また、IT人材派遣など営業アウトソーシングが主力の「BCC」(7376。東証グロース。大阪市中央区)は業績が低迷。時価総額わずか20億円ほど(前出のタメニーは約32億円)だが、やはり怪しい筋が継続買いしているという。どちらも上場=ゴールのような状況になっているが、安いハコとして需要があるのだろうか?
また、先週も述べたが、経営陣と田原氏がバトルの「クシム」(2345。東証スタンダード。東京都港区)の行方は、外野からしたら見ものだが、やはり当局としては動かざるを得ないのではないだろうか?
さて、前置きが長くなったが、以下の有料部分で明かすのは、ひょっとしたら大化けの予感もある銘柄だ。

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