アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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鈴木・静岡県知事の副知事人事で垣間見える、「令和の政商」とのただならぬ関係

 昨年5月、静岡県知事選があり、鈴木康友氏(67。元衆議院議員、元浜松市長)の当選が決まった際、本紙は、「令和の政商」とも呼ばれ、東京地検特捜部のターゲットになっているとも見られる矢島義也氏とのつながりが余りにも深いことから、その関係を懸念する記事を報じている
そうしたところ、副知事人事を巡り、やはり矢島氏との関係から、利権絡みで、人事をしているのではないかと思われる事実が判明したので報じる。
大手マスコミ既報によれば、鈴木知事は昨年9月の定例議会に向け、元総務省官僚、元岐阜県副知事、そして鈴木知事が浜松市長時代に財務部長を務めた平木省氏(50)を副知事に起用しようとしたが、自民党が反発したことから見送った。
ところが、今年に入り再び、平木氏を副知事にする方向で調整を進めているという。
ただし、今回は退任する意向の2人の副知事の後任としてで、もう1人は沼津市の副市長で県の元幹部の塚本秀綱氏(63)のこと。
 この2人の起用は、鈴木知事が務めた浜松市は県西部、塚本氏が副市長をした沼津市は県東部で、先の知事選でも県東部(自民党)と西部の争いがあり、この2人を起用することでバランスを取り自民党の反発を抑える狙いがあるという。
つまり、昨年9月に鈴木知事が平木氏を起用しようとして反発を受けたのは、県西部以外の地域が重視されないことを懸念してのことだったわけで、決して、前出・矢島氏との関係を懸念してのことではなかった。
ところが、ここに来て、鈴木氏が平木氏の副知事起用に拘るのは、矢島氏との関係からではないかとの見方が出て来ている。

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