アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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静岡県知事選に出馬する元浜松市長に「大樹総研」の影

失言で4月2日に川勝平太氏が辞職したことを受け、5月9日公示、26日投開票で静岡県知事選が行われる。
まだ公示前のため、出馬者が確定したわけではないが(現状、共産党公認候補との3名)、実質、すでに出馬表明している大村慎一氏(60)と、鈴木康友氏(冒頭写真。66)の一騎打ちとなると見られる。
大村氏は元総務官僚で、川勝知事の下で副知事を務めたこともある。一方の鈴木氏は、衆議院議員を2期(民主党)務めた後、浜松市長を4期16年務め昨年4月任期を終えて退任していた。
大村氏は自民党県連が推薦、鈴木氏は連合静岡と立憲・国民両党の推薦がすでに決まっており、これだけ見れば与野党激突のように思われるかも知れない。
しかし、政策を見ると、2人共リニア推進、原発の再稼働については明言しておらず大きな差はない。
しかも自民党は先の3つの衆院補選全敗に続き、衆院時代に鈴木氏のライバルだった塩谷立衆院議員(元安倍派。比例東海)が裏金問題で離党、妻ではない20代女性と金銭援助を伴う同居をしていた件を週刊誌に暴かれ宮沢博行氏(横写真)が衆院議員(元安倍派。同)辞職と静岡県でも大きな逆風が吹いている。
こうしたなか、本来なら鈴木氏にも十分勝算があると見られるが、そこで気になるのが、本紙ではお馴染みの「令和のフィクサー」ともいわれる「大樹総研 」会長・矢島義也氏との関係だ。

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