アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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ゴルフ場(千葉県)経営会社専務とつき合っていたキャディーが自殺――遺族らが明らかにした記者会見の衝撃内容

本紙でも<お知らせ>した通り、11月22日(金)午後4時から、「大栄カントリー」(千葉県成田市。吉岡重代代表=千葉県警OB)のS専務にパワハラを受けて辞職した元社員B氏、それに自殺した社員でキャデーだったA子サン(享年24)の実兄の2人が、弁護士同席で、記者会見を行った。
本紙スタッフも、この記者会見を取材して来た。
提訴に先立ち、マスコミ向けに開いた記者会見(報道を契機にさらなる情報を求む)だったが、未だどこも記者会見の内容を報じていないようなので要約して報じる。
その前に、自殺したA子サンの死は伏せられ、大栄カントリーの者は誰も葬儀に出て焼香していない事実を指摘しておきたい。
自殺だろうが、事故死だろうが、大栄カントリー側に何ら問題ないなら、彼女の死は公にされ社員が葬儀に出て焼香して当然だろう。まして大栄カントリーの社長は警察OBだ。なぜ、彼女の死を隠す必要があったのか?
しかも、この記者会見の冒頭では、A子さんのスマホに残された遺書が弁護士から紹介され、続けて、彼女とS専務との関わりが指摘された。
まずは遺書(以下、適宜抜粋)。
「S(専務)サンの性欲処理・・・毎日ゴミ箱のような扱いを受けながら、信用しろと押し付けられ頼るあてもなく自殺を選びました。・・・Sさんに言われたお前なんかいなくていい。お前はゴミ箱。いるだけで迷惑。散々パワハラを受けてきて今日まで我慢してきました。お母さん産んでくれてありがとう。Sさんに出会ったここ半年間本当につらくて誰にも頼れなくて毎日死にたいと思ってやっと辿り着けました。天国のおばあちゃんのお墓に入れてください。今までありがとうございました」。
そして、弁護士はこう続けた。
「お兄さんはじめ、A子サンのご遺族方は、今読み上げたA子サンの遺書を見て、大栄カントリーのS氏によるハラスメント及び大栄カントリーによる容認体制が、A子サンの自死の原因であると確信を持つに至りました。
また当時、大栄カントリーの従業員であった(記者会見した)Bサンさんは、A子サンの自死の直後に、成田警察署から電話による事情聴取を受けることになりましたが、S氏から『余計なことは言うな』と指示を出され、当該電話による事情聴取も、車の中でS氏が隣に座って監視している状況下で行われました。
さらにS氏は、Bサンを含む大栄カントリーの従業員に対して、『A子サン及びA子サンの友人でアルバイトキャディをしていた人物は、薬物関係で警察が内偵中であるので、今後A子サンやその関係者には接触するな』といった指示も出しております。
なお、A子サンの自死の現場にあったA子サンの鞄の中には、通常の手段では入手が難しい薬物が発見されていますが、A子サンのスマートフォンには、S氏から薬物を受け取ったと予測されるやりとりも散見しており、S氏が当該薬物と無関係とは到底思えない状況でございます」。
一方、B氏に対するS氏のパワハラについては、弁護士からこんな説明があった。
(*情報提供は「弁護士法人XP法律事務所」または本紙へ

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