先週号の有料記事部分で、「今年3月にある材料で急騰した銘柄に怪しい動きがある。大手企業が大株主に複数名を連ねており仕手株ではなさそうだが、業績は赤字続きで業績は低迷。場合によっては退場あるいは玉移動があるかもしれない」と記していた匿名銘柄とは、ドローン専業「ACSL」(6232。東証グロース。東京都江戸川区)のことだった。
10月29日、大型受注発表で30日急騰となった(冒頭写真)。この内容は知らなかったが、知らないとしても銘柄名を載せていたらインサイダーを疑われるところだった。筆者は来期の防衛省向けに期待していたので、結果オーライ。しかし、研究開発費が重く、受注しても利益はほとんど出ないように思う。また技術・コスト的には中国勢には全く太刀打ちできない。すぐにインサイダーと騒ぐ連中がいるので、今後の展開は伏せておく。
それから、「クオンタムソリューションズ」(2338。東証スタンダード。東京都千代田区)が10月15日大幅高し18日にまで上昇したが、この上昇にあの元反社系経済評論家が関わっていたという。実際、その元反社系評論家から14日に「明日から仕掛ける」と連絡があったという人も確認出来ている。しかし、その後は下落し元の株価に戻ってしまった。名前を伏せるのは情報元への配慮ということをご理解願いたい。