アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「松浦大助グループ」にクリニック乗っ取り疑惑

松浦大助グループ」といえば、本紙では専ら“危ない上場企業”の経営権争奪戦、また相場操縦疑惑、仕手株との関係で取り上げているが、手広くやっているようで、クリッニック乗っ取り疑惑の情報が来たのでほんの概要だけ報じておく。
クリニックといっても、この医療法人社団は、東京都内の一流ホテルのビル内に事務所、クリニックを置き、顧客は富裕層。
病院乗っ取りというと、経営不振のところに融資名目(診療報酬を担保に)で入り込むケースが一般的だが、このクリックは売上が約10億円、利益が約2億円あり、その利益狙いのようだ。
「理事長に不満を抱く病院長らを抱き込み、一度は理事長を替え経営権奪取に成功。そして防衛も兼ね、松浦グループの『楠木』ら10人近くが現場に入り込んだものの、現在、理事長は復帰しています。ですが、いくら病院内から立ち退くように言っても彼らは出て行かない状況です」(告発者)
すでにこうした情報は警視庁本庁にも上がり、重大な関心を持っている。
松浦グループといえば、本紙でも既報のように、「ストリーム」(3071。東証スタンダード。東京都港区)の相場操縦事件でやろうとしたもののうまくいかなかった。ただし、その後、松浦大助氏を秋元司元代議士の事件に絡んだ証人買収で逮捕(冒頭写真)、有罪に持ち込み一矢報いた因縁の相手。ちなみに、同グループと親しい関係にあるのが、本紙と因縁のある公認会計士・能勢元氏。
また、松浦グループは松田元氏が社長だった時、「オウケイウェイヴ」(3808。名証ネクスト。東京都渋谷区)の守りをしていたのは知る人ぞ知る事実だ。また、松田氏といえば、今、証券取引等監視委員会が調査を行っている「ピクセルカンパニーズ」(2743。東証スタンダード。東京都港区)、それに「GFA」(8783。東証スタンダード。東京都港区)の両取締役も務めているなど、話題に事欠かない。
それに加え、こんな事実もある故、今回、警視庁は重大な関心を寄せているようだ。
注目されるのは、この医療法人社団の顧問弁護士(現在は顧問契約解除)。

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