アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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工事代金未払いで提訴されていた「ブルーキャピタルマネジメント」関係会社

 今年1月、太陽光発電の現場管理を行う「Blue Power Construction」(東京都港区+もう1社)が、工事代金未払いで東京地裁に提訴されていたことがわかった。
なぜ、本紙がこの民事訴訟に注目するかというと、同社は「ブルーキャピタルマネジメント」の子会社で、実質、ブルーキャピタルが提訴されたといってもいいからだ。
ブルーキャピタル、Blue Power共に、代表は原田秀雄氏(66)。
原田氏はブルーキャピタルの100%株主で、Blue Powerの50%の株主はブルーキャピタル。そして、共に東京都港区赤坂2丁目のブルーキャピタルの自社ビル「BLUE BLDG」(右下写真)に入居する。
この原田代表、太陽光発電など再生可能エネルギー事業にシフトする前は有名な地上げ屋で、不動産会社「FIELD」(旧「明治建物」)でやっていた。しかし、2011年1月破産開始決定になっている。そして、原田氏がブルーキャピタルの代表に就いたのは、それからほどない12年8月のことだった(*同社は電気自動車の企画開発を目的に設立されたが解散。08年8月会社継続登記)。
もっとも、本紙がブルーキャピタルに注目するのは、原田氏がそうした前歴を持つからではない。
ブルーキャピタルは太陽光事業者としては後発ながら、2022年2月期は売上高約271億円を誇るまでに短期間に成長したのは、あの「JCサービス」(21年5月、民事再生開始決定)が手掛けていた太陽光発電所を多く譲ってもらっていたからで、そのJCサービスといえば、「令和の政商」ともいわれ、現在も東京地検特捜部が有力政治家共々狙っているとも見られる、「大樹総研」の矢島義也氏と密接な関係にあったからだ。
本紙では、前出・JCサービスが民再開始決定を受けた直後の21年7月にも、このブルーキャピタルのことを取り上げていた

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