アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

ブラック実態暴いた元幹部に、元部下2人が損害賠償請求――パチンコホール大手「松原興産」社長の報復か!?

 本紙では昨年12月、京都・大阪府中心に「キョウイチ(京一、KYO-ICHI)」、「新天地」などをチェーンストア展開する大手パチンコホール「松原興産」(京都府宇治市)の件を報じている
告発して来たのは、松原基浩社長(53)とほぼ同期に入社し、30年近くも勤務し、幹部(統括店長)の地位にあったI氏。
このI氏、担当するホールの売上を悉くというほど周辺地区でトップにするレジェンドぶり。一族経営故、息子だった松原氏が創業者父の後を引き継いだが、次第にI氏の存在が疎ましくなったようで、松原社長当人からI氏はパワハラされうつ病になり、昨年9月に辞職せざるを得なくなったという。
このI氏の証言で、前回記事では、他のパチンコホールでも見られないブラックぶりが明らかになり、業界関係者の間ではかなり話題になったようだ。
 こうしたなか、今年3月、I氏の元に、I氏の部下だった2人の松原興産社員の代理人弁護士から「通知書」が届いた。
その内容は、I氏在職中、直属の部下だったこの2人の社員(現在も)は、長年に渡り度重なる脅迫や暴行を受け、心身に著しい苦痛を感じ、多大なる損害を被ったから、2人に対し計5763万4252円を、その通知書到達後30日以内に支払えというものだった。
「ですが、私が2人を脅迫したり暴行した事実は一切ありません。それどころか、極めて良好な関係でした。それに、松原興産側が他のすでに退職している私の元部下にも連絡を取り、今回のこの2人と同じようにスラップ(嫌がらせ)訴訟を起こすように依頼して来ていたことを聞きました。
自分が労災認定を得るためにも、松原興産の現・元社員に、“もし、パワハラをあなたも受けたのなら、一緒に労基に申し出よう”と動いたこともあったので、なおさら松原興産側は危機感を持って、報復に出たのだと思います。そんな会社側に元部下2人が付いたことはショックです。絶対に許せません!」(I氏)

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