アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「ツケ廃止でも売春はなくならない!」――ホストクラブとスカウトグループの癒着疑惑

 本紙では今年4月13日、ホストクラブのツケ(売掛金)を売春で清算させられる若い女性が横行する中、その対策として、今年4月からホストクラブでのツケを無くしたが、それでも売春は無くならないだろうとの記事を報じている
それは、ホストクラブのツケを無くする代わりに、裏で、性風俗店へ若い女性をスカウトするグループが従来のツケを肩代わりするシステムが出来上がっているからだと解説した。
その代わり、ホストクラブ側は、スカウトグループ側にそのツケ分の20%を支払うという。もちろん裏約束だが、これでホストクラブ側も売上が減らなくて済むし、スカウトグループ側も儲かるから、持ちつ持たれつというわけだ。
だが、前回記事で述べたように、ホストクラブ側のツケ廃止は、ホストクラブに嵌まった若い女性の売春が横行するなか、昨年12月、主なホストクラブの経営者と、今やわが国最大のホスト街と化している歌舞伎町を抱える新宿区とが話し合いを持ち決めたことだ。
冒頭写真は、話し合いの結果、段階的にツケを減らし、今年4月からツケ制度を無くすと合意したとして、新宿区の吉住健一区長と、ホストクラブ経営者の代表として「groupdandy」の巻田隆之coo(左人物)が昨年12月13日に記者会見した時のものだ。
ところが、つい先日、本紙の元に、この巻田cooとスカウトグループの幹部が一緒にキャバクラで遊んでいることを物語る動画が送られて来た。
前回記事に再度目を通していただきたいが、その幹部とは、無許可で違法なスカウト活動をしているだけでなく、暴力団組織にも匹敵する反社会性を持つ「匿名・流動型犯罪グループ」だと当局は見て摘発を進めている組織に属するのだ。
しかも昨年11月、その幹部は、組織犯罪処罰法違反(強談威迫)容疑で逮捕されているのだ。

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