日本ボクシング連盟は6月23日、東京都北区で総会を開催し新理事を選任するが、そこで内田貞信会長(冒頭写真。51)は退任、理事からも退くという。
内田氏は、助成金の不正流用や反社会勢力との交遊で世間を騒がせた、あの山根明前会長の辞任に伴い2018年9月に会長就任。以来、3期(1期2年)務め、その満了により退任することを本日、内田氏自ら明らかにしている。
就任中に公約していた同連盟の公益社団法人化を果たすなど、「やるべきことはやった。目標がない中で、ダラダラ続けても仕方がない」と退任理由を語っている。
ただし、その一方で、22年6月の総会で決議された理事選任手続きに不備があるとして一部正会員から取消しを求めた訴訟を提起され、取消しが命じられるなど、近年は運営を問題視する声も出ていた。
内田氏は、この訴訟につき、「退任の理由ではない」と述べているが、加えて、本紙には、「ある再生可能性エネルギー話に入れ込み、自分のスポンサーに融資話を持ち掛けていた。損をしたところもあり、顰蹙を買っていたのは事実」と関係者からの情報提供が来てもいる。
そして、その再生可能エネルギーの話とは、本紙ではつい先日、中村龍道氏なる者が、鶏卵大手「イセ食品」元会長・伊勢彦信氏に「水蒸気発電」なる話を持ち込み、結果、伊勢氏の自宅が譲渡担保で取られたことを報じたが、まさにそのことなのだ。