アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<新連載>福賀中の兜町アンダーワールド(19)仕手銘柄「クオンタム」代表に河村建夫元官房長官

5月20日発売の月刊会員制総合情報誌『FACTA』(6月号)に、筆者がこの連載で最近何度も取り上げている「クオンタムソリューションズ」(2338。東証スタンダード。東京都千代田区)の記事が2頁で出ている。
麻生内閣時代とはいえ(2008年9月から1年間)、官房長官を務めた河村建夫氏、いくら現役引退し老いたとはいえ(81)、仕手銘柄で、しかも中国人が関わるクオンタムの代表取締役になるというのだから驚きだ(4月19日の取締役会で決定。正式には5月30日開催の定時株主総会で決定。なお河村氏は22年11月から1年間、クオンタムのコンサルタントをしていたという)。裏で中国マネーが暗躍という内容だ。筆者はこれまでクオンタムに中国仕手筋介入と指摘して来たが、それが正しかったということになる。中国人だけでなく、公認会計士・能勢元氏の人脈もクロスする
それにしても、わが国政府の三役まで務めた自民党重鎮が、中国仕手筋の手下とは何とも情けない話だが、この記事の最後に日本橋の雑居ビルに中国仕手筋と思われる複数の名義が入居しているという。記事は具体的住所はあえて載せてないようだが、場所は日本橋人形町の谷崎潤一郎生誕の地に建っているビルだ(右下写真)。中国仕手筋は対面証券も利用しているようなので、歩合セールスマンは飛び込み営業行けば良いかもしれない。
なお、中国筋は基本、長期投資家なのでイナゴ投資家が短期狙いで買っても投げさせられるのがオチだ。現物で数年覚悟できない投資家は止めたほうがいい。
さて、最近の他の仕手筋の動きについて取り上げたい。
その前に、本紙「アクセスジャーナル」に誰が情報を漏らしたか犯人捜しをする証券マンが数人いるようだが、対面証券マンは割と口は軽い。「誰にもいうなよ!」といって知人1人に教えることで数十人に広がる。また、売買注文は電話のため、注文内容は周りの席に漏れている。対策は簡単だ。注文は小声、はめ込みたい時はわざと大きな声で電話する。まずは身内を騙すことが重要だろう。
本題に入ろう。

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