アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<芸能ミニ情報>第134回「有名スタイリストのマスク投資詐欺(コロナ禍)」(続報)

 この連載130回目(今年3月1日)で報じた、有名スタイリストのマスク投資詐欺の続報だ。
そのスタイリスト、その仕事の関係上、X JAPANのYOSHIKI、SUGIZOなどとも親しい。
そこで、コロナ禍でマスク不足だった時、こうした有名人のロゴを入れるなどしてファン向けにオリジナルのマスク(Tシャツも)を発売するといって、富裕層10人ほどに総額6~7億円ほど投資させたが、実際にはまったくの架空話だったという内容。
今回は、実際に親しい関係にある証拠として、SUGIZO、同じくロック系で人気のINORAN(冒頭写真)が詐欺をやったスタイリストにプレゼントしたギターの写真を貼付しておく。これが撮られたのは、そのスタイリストの部屋でだ(右下写真左がSUGIZO、右がINORANから)。
ただし、投資家がそのスタイリストを信じたのは、有名ミュージシャンと親しいからではない。
それも信用づけになってはいるが、基本は、その有名スタイリストが、自身が代表の会社I社と、音楽関係の大手企業との「商品売買基本契約書」や「発注書」を見せられたからだ。
I社は音楽関係の大手企業に、前述のように有名ミュージシャンのロゴ入りのマスクやTシャツを販売(納品)する。
それは中国の工場で製造されるが、販売(納品)するには製造代などの前金がいるから、それを出してくれといって富裕層から詐欺したわけだ。
前の記事で、本紙がこの投資話を「詐欺」と断言するのは、音楽関係の大手企業からも、このスタイリスト自身からも、「そんな契約はしていない」、「偽造」との言質を取っているからだと述べたが、その後の取材で、もう1社の音楽関係の大手企業の契約書も偽造していたことが判明した。

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