アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(378回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(5月12日~5月17日)

プロフィール 投資歴25年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週金曜日の日経平均株価の終値は38,229円と、前稿比-7円(※前項+301→ +867→ ▲2456→ +532→ ▲1377→ ▲519→ +2181→ ▲982→ ▲222→ +812→ +612→ +1590→ +739→ +407→ ▲212→ +386→ +2200→ +208→ +198(2023年12月4週))のよこよこの動きとなった。その夜の米国市場は、ミシガン大学の経済指標でなにやらスタグフレーションのような雰囲気になりかけたが日経平均先物は、38,210円と小動きで引けている。
直近安値は2023年10月4日に30,488円(※30,269円がCFD最安値)。2023年の高値は6月16日の34,003円。
NYダウは、週間で+837ドル高となる39,513ドル(※前稿比+436→+254→+3→▲921→▲1465→+893→+762→▲9→▲364→▲45→+504→▲44→+18→+545→+245→+271→+127→+80→+81)で引けた。先週はNYダウが文句なく強かった。
ナスダック100は18,161Pと、前稿比+271P高(※前稿比+172→+681→▲966→▲105→▲146→▲85→+531→▲210→▲285→+365→+252→▲276→+319→+222→+107→+481→+527→▲471→+154)。2023年の高値は11月22日の高値16,212P。

今週は、米国の経済指標で5月15日(水)に「米国消費者物価CPI」があり、今月の発表は特に注目されるところであろう。
先々週までは、多少の景気後退に陥ることでインフレが抑制され、緩やかな利下げがなされる好地合いの展開を心待ちにしていた市場だったが、先週くらいから経済指標と雇用指標で弱い数字がでてきてしまうと突如、景気後退を恐れる相場に変わってしまっている。
これはインフレ抑制なきまま、米国経済の失速を恐れる「スタグフレーション」を警戒していてのことだろうか? けっこうびっくりしたのは、先週木曜日に米国で先週分の「失業保険申請件数」が23万人台になって発表されると、市場は動揺し、米国債金利が一気に下に向かう動きが出た。さすがにこれはビビリすぎだと感じるが。新規失業保険申請件数は、最低+30万人に達しないと、景気後退との判断にはならないものだからだ。

今週は他にも5月14日(火)に、「米国5月生産者指数PPI」があったり、同日夜はパウエル氏が経済討論会に参加するなどのイベントもあり、こういった指標やイベントの結果、市場がどちらかに向かうか、これが非常に重要になる週だと考えている。
というのも、現在は米国で決算発表が佳境(S&P市場の8割の決算が終了)を迎え、それを受けて米国の主要3指数は、最高値圏に接近している。ようするに、ここから高値を越えていくか、それともセルインMayで失速しちゃうのかの土俵際であるからだ。
筆者の個人的な考えでは、5月~9月までの相場は上にいかないものとみて、いま投資活動をしているが、それが本当に正しいのか、これを確認していきたい。

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