本紙が4月16日(火)に指摘した通り、4月18日(木)発売の『週刊新潮』に、わが国最大のドラックストアチェーン「ウエルシアホールディングス」(3141。東京都千代田区)の松本忠久社長(65)と中国人女性との不倫の件が、4頁の特集記事(冒頭写真。+グラビア3頁)として載った。
本紙が得た情報では、『週刊新潮』は3~4カ月も前から松本社長を尾行。中国人女性との密会につき写真などで押さえ、4月14日(日)に松本氏自身に取材。写真を見せられた松本氏は観念し、会社に通告。結果、『週刊新潮』が発売される18日の前日、ウエルシアHDは先手を打って、松本氏は代表取締役だけでなく取締役も辞任したとIRした。
そのIRの辞任理由だが、「私生活において不適切な行為があり弊社の信用を傷つけるものであると判断したため」とは、何とも回りくどい表現だ。
もっとも、松本氏は観念したとはいえ、そこは1兆円を超える大企業代表としてかなりの資産と高給を取っていたわけだから、一縷の望みをかけ、『週刊新潮』の記事を何とか抑えられないか、複数の者に交渉を頼んではいたようだ。だが、印刷機が回るまで2日ほどの猶予しかなく、さすがにどうにもならなかった。しかも、その頼んだ者のなかには筋の良くない(恐喝で逮捕歴あり)K氏などもいたようだから、悪あがきといわれても仕方ないだろう。
それにしても、なぜ今、松本氏の不倫報道なのか?
新潮記事でも報じていたように、相手女性S子さん(35)との関係は7年にも及ぶ。
そこで今、関係者の間で囁かれているのは、ドラッグストアチェーン2位の「ツルハホールディングス」(3391。東証プライム。札幌市)との経営統合との関係説だ。