大手マスコミ既報のように、詐欺容疑で逮捕状を取ったものの、海外逃亡していた農作物生産会社「西山ファーム」(破産。岡山県赤磐市)の元代表取締役・山崎裕輔容疑者(43)が、潜伏先のインドネシアで1月31日に拘束されていたことがわかった。
本紙でも既報のように、同社はクレジットカードで果物などの商品を購入すれば海外へ商品転売し配当を支払う、元本保証するとして、全国の1000人近くから約133億円集めていた。その主犯と見られるのが山崎容疑者。愛知県警は2021年10月、5人を逮捕(起訴に)したが、山崎容疑者は海外逃亡していた。
山崎容疑者は19年5月の家宅捜索後、香港に向けて出国。その後、タイ、トルコなどを経て21年4月にインドネシア入り。さらにマレーシアにボートで向かおうとしていて、インドネシア海上で地元警察に発見され拘束されたという。日本とインドネシア当局は送還に向け調整中で、送還され次第、愛知県警が逮捕する。
本紙では、この山崎容疑者が主導し、家宅捜索直前で、すでに経営が行き詰っていた19年2月、「ソフトバンク」と、社員用と言って2000台近くもの携帯電話契約を結び、1億円近くのキャッシュバックを得たと見られる件につき独自情報を得、ソフトバンクにも取材し、同社にも問題はないのかと報じていた。