本紙では今年1月、「創建エース」(1757。東証スタンダード。東京都新宿区)の大株主である松林克美氏(8・2%で第2位)が資金援助しているデリバリーヘルス経営者が、指定暴力団トップらと逮捕された件を報じている。以前から、この松林氏、他にもこれまでに様々な疑惑が出ており、こんな者が上場企業の大株主で居続けていいのかと問題提起する内容だ。
この件を報じた際は、この指定暴力団トップは誤解を恐れずにいえば形式犯ともいえる容疑だったことから、無料記事部分では具体的な団体名を出さなかった。勾留期限一杯で釈放され、不起訴になる可能性も想定されたからだ。
だが、逮捕した大阪府警は2月4日、その指定暴力団トップらを会社法違反(特別背任)などの容疑で再逮捕したので、無料記事部分でも報じる。
再逮捕されたのは「浪川会」(本部・福岡県大牟田市)の浪川政浩(韓国名は朴)、それにデリヘルを経営する鈴木祐介容疑者。さらに浪川会組員の中畑諭信、それに中畑容疑者の妻も逮捕された。