プロ野球選手への恐喝事件といえば、本紙でも既報のように女性絡みのものが多い。
今回、本紙が情報をキャッチした件も、確かに女性絡みではあるものの、投資詐欺が関係しており、問題はもっと複雑だ。
風俗店に勤務していた大阪市在住のU子さん(20代)は、客で来た「川村」なる者と面識を得るが、その川村氏(26。大阪市中央区在住)は当時、東心斎橋のバー「D」に勤務しており、彼の紹介で、そこの常連客だったプロ野球ソフトバンクの主力選手と彼女は知り合い男女関係になる。昨年10月のことだ。
実はこの川村氏、怪しい人脈を持ち、いかがわしい商売もしている。「東京の高級住宅地の遺品整理で出る絵画を買い取り利益を出す投資をしている。絵画を買うのではなく、鑑定士に出資し、利益を出してもらうもの。X(=ソフトバンクの主力選手)もこの絵画投資に数千万円出している」と誘われ、彼女は総額750万円を出す。ところがこれ、完全な詐欺話だったのだ。
そして、いろいろ言い訳をして川村氏は返金に応じない。
そこで、彼女が人伝に頼ったのが半グレだった。