アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「創建エース」筆頭株主の正体

ダスキン代理店最大手「ナック」(9788。東証プライム)の創業者で元社長の西山由之氏(右下写真)の下、社名も「中小企業ホールディングス」から改め再建を目指す「創建エース」(1757。東証スタンダード。東京都新宿区)。
その創建エースの筆頭株主は、未だ「M氏」なる個人(右下の右側写真人物。 大阪市中央区)。
本紙では、8月9日、この人物は問題だから、完全に関係を切った方がいいのではないかという内容の記事を書いている
今年3月、かつて創建エースと業務提携していた建設会社とのトラブルを巡ってM氏が提訴されたことが契機だった。
だが、その後、さらなる“深刻な状況”にある新たな事実などが判明したので追加報告する。
1つ目は、創建エース子会社と業務提携していた「邦徳建設」がついに実質倒産、その原因の一つがM氏であると見られる点だ。
創建エースは10月2日、「当社子会社の主要取引先との取引停止に関するお知らせ」なるタイトルのIRを出している。
同IRによれば、この邦徳建設と子会社との取引額は2022年4月からの1年だけで38億4662万7000円。連結売上高に占める同社との割合は実に89・5%という大のお得意様だった。そのため、創建エースの株価は下がった。
「すでに社長の上野氏は行方知れず。自宅などもぬけの殻で、携帯電話も停止されています。原因は、資金繰り悪化で筋の悪いところから複数カネを借り、追い込まれた結果です」(関係者)
その筋の悪いところの一つが、M氏からの借入だった。
本紙の11月17日の記事で、その額は3億円だったと報じたが、追加情報で、その利子に関する情報が来た。
「月5分、年6割」とのこと。
これが事実なら、完全な闇金で貸金業法などに抵触する可能性が高いだろう。
本紙では3億円の借り入れを報じた際、邦徳建設とM氏を繋いだのは、「資本のハイエナ」とも揶揄され、複数の前科もある松尾隆氏と記したが、新たに、その松尾氏の息子・田中晶雄氏は、
「M氏の運転手など、手伝いをしているニコイチの関係です」という情報も来ている。
それにしても、闇金といえば、通常、“ケツ持ち”と言われる反社会勢力が後ろに付いていることが多いが、M氏の場合、どうなのか?

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