アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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≪連載(356回目)≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー 今週の相場展望(11月27日~12月1日)

プロフィール 投資歴24年、兼業投資家。投資で勝つために必要なのは、1に「メンタル」、2に「需給」を読む力、3に「ファンダメンタルズ分析」だと考えている。安定した資産形成を促すことを心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週の日経平均株価の終値は33,626円と、前稿比+41円(※前項+1017→ +618→ +958→ ▲267→ ▲1057→ +1321→ ▲863→ ▲545→ ▲1131→ +926→ ▲104→ +1087→ +173→ ▲1023→ +280→ ▲566→ +455→ ▲84→ +3→ ▲801→ +408→ ▲925→ +1441→+741→ +608→+108→ +1420→ +231→ +301→ +292→ +71→ +975→ ▲523→ +656→ +51→ ▲810→)の4週連続高となった。
また、日経平均CFDは33,744円の小幅高で引けている。※直近安値は30,488円(※30,269円がCFD最安値)※CFD高値は2023年6月16日の34,003円。
TOPIX(東証1部全体)の週末金曜日の終値は、2,391Pと先週比+0P高。

NYダウは、週間で+443ドル高となる35,390ドル(※前稿比+222→ +1643→ ▲709→ ▲543→ +262→ ▲100→ ▲456→ ▲654→ +41→ ▲261→ +501→ ▲154→ ▲780→ +216→ ▲394→ +231→ +719→ +774→ ▲673→+681→ ▲572→+422)。高値は8月2日35,679ドル。
ナスダック指数は、週間で+126P高となる14,251P(※前稿+327→ +320→ +835→ ▲340→ ▲424→ ▲24→ +212→ +7→ ▲496→ ▲54→ ▲270→ +441→ +300→ ▲354→ ▲264→ ▲408→ +284→ ▲80→ +452)。直近最安値は2022年10月13日の10,089P。昨年11月22日の高値(16,212ポイント)比の最大下落率は-37.8%のドローダウン。

まずは、先週をざっくり振り返りたい。
月曜日。
朝10時頃、日経平均株価が33,853円の高値をつけ、その後、崩れそうになったため「アドバンテスト」を売却。理由は前稿で記したように、エヌビディアの決算が控えていたため、決算後に半導体銘柄の利食いラッシュが起こったらイヤだなと考えたから。前工程を手掛ける「東京エレクトロン」などは、もう年初来高値を更新しているのだ。また、月曜日は理由が定かでない中、節目を突き抜けて円高になってきた感があった。
またこの後、日経平均株価が高値からプラマイゼロになる。「これ以上下がると悪い形になるな…」と考え、PFの中心銘柄「SBI HD」も念のため売却。そして、まさかの日経平均株価が崩れる中「テクミラHD」も処分。こちらは少しのマイナス収支だった。しかしこの日はグロース市場が急進。売買代金は182,547 百万円になっていた。

火曜日。
グロース市場が2日連続急伸して、大引けを前にして筆者のマザーズ先物はプラス圏に浮上。ここで「エヌビディア」の決算を目前に控えていたため、念には念をと売却を決断。

水曜日。

エヌビディアの決算が終わり、半導体市場にリグい売りがでた感じとなったが、グロース市場には影響はないものと考え、またもや「マザーズ先物」を購入。また、外資系証券のレポートがでて一時上がるも、値動きに切れがない「そーせい」をここで売却。少しのリカクとなった。

金曜日。
エヌビディアの決算後の動きがマイナス方向であるもののマイルドで、また決算やガイダンス(※中国不安はあるものの)に関しては素晴らしいものであったため、朝イチに「アドバンテスト」を前回よりも大きめに購入。ところが完全なる寄り天に(涙)…。
ただ、持ち株の「トレックス・セミコンダクター」と「タムラ製作所」が強く推移してくれた。

ここで現在の筆者の持ち株は以下となっている。
(1)「IS米国債20年ヘッジ」(2621)、(2)「アドバンテスト」(6857)、(3)「タムラ製作所」(6768)、(4)「大紀アルミ」(5702)、(5)「ローム」(6963)、(6)「フジクラ」(5803)、(7)「トレックス・セミコンダクター」(6616)、(8)「ファナック」(6954)である。信用維持率は97%。現金は1割ちょい。また、マザーズ先物12月限を10枚、3月限を15枚ほど保有中。

さて、今週のストラテジーへと移りたい。
今週は疲労からか? 歯痛が治まらなくなり体調不良となっているため、簡潔にいかせていただく。
注目しているのは、11月29日(水)PM22:30に発表される「米国10月個人消費支出PCEデフレーター」である。この指標は、パウエルFRBが政策金利を決定する上での、一番重要な指標になっているからだ。
この指標がでてナスダック市場に波乱がなければ、これでますます年末高に向かう公算が大きくなるというものだろう。
また、今週はブラックフライデーなどの年末商戦の速報が入ってくるだろう。入ってきている情報ではサンクスギビンングデーのオンライン消費は前年度比+6.8%、ブラックフライデーは前年同期比+7.5%スタートで好調だということだ。現在のところ消費が大きく減速する兆しは感じられない。
最後にグロース市場について。12月はIPOが例年よりも少なく15件ほどで大きいところもないため、グロース指数全体の盛り上がりに非常に期待している。

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