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大阪府警、お寺の土地虚偽登記で3人再逮捕――本紙VS中務氏訴訟の「お寺乗っ取り」疑惑の核心部分が捜査対象に

大阪府警は10月25日、「正圓寺」(大阪市阿倍野区)の土地を巡る虚偽登記事件で、元住職の辻見覚彦容疑者(56)ら3人を電磁的公正証書証書原本不実記録・同供用容疑で再逮捕した。
本紙では、10月5日の逮捕時、辻見容疑者は保釈、他の南野潤二西村浩両容疑者はお寺の乗っ取りの詐欺容疑で再逮捕、あわよくば、本紙が共犯と見て報じたところ、名誉毀損で係争中の「ゼフィア」「ユニテックス」などを経営する中務稔也氏逮捕される可能性があると報じていたが、一回目逮捕時と同容疑で3人共再逮捕。
だが、本紙はそれを持って本紙の見立てがまったくの間違いだったとは思っていない。それどころか、中務氏の逮捕もある得るとの見立てはさらに現実味を増して来たとさえ思っている。
というのは、まず、本紙は10月5日の逮捕時、3人が虚偽登記したのは初回逮捕のお寺横の土地だけでなく、お寺境内も含まれるのに、なぜ、お寺横の土地だけなのかと疑問を呈していた。そして、今回の再逮捕時の虚偽登記対象地はまさにこのお寺境内だからだ。
そして、「読売新聞」(10月25日夕刊)報道では、こう報じている。
「不動産登記簿によると、境内の土地は複数に分割され、第三者に売却された。府警は、3人が建設会社の差し押さえを免れ、寺の土地を売却することで利益を得ようとした可能性があると見て調べている」。
ここに出て来る「第三者に売却された」の第三者が、まさに本紙が疑惑を指摘している中務が代表の「ゼフィア」だからだ。
それに、この読売記事は前出文の前に、「(建設会社の)差し押さえを逃れるため、土地の所有権を変えろ。所有権は後で戻す」と記し、辻見容疑者は騙されたとの捜査関係者の見立てを報じている。

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