アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

詐欺師に弁護士倫理に反してまで肩入れか――被害者が所属弁護士会に懲戒請求

本紙追及分で言えば利権漁りしか目がない政治屋、“危ない上場企業”と公認会計士、強者側に立つマスコミ、「木原事件」絡みでは警察組織まで不正、疑惑が横行する昨今。マジメに生きるがバカバカしくさえ思ってしまうようなモラル崩壊のわが国だが、それは弁護士も同様だ。
イソ弁時代のことを問われた際の吉村洋文・大阪府知事の、「弁護士は強姦魔でも何でも頼まれたら弁護する」旨の発言も問題と思うが、そんな比でないケースが判明したので報告する。
本紙では一昨日、詐欺容疑で逮捕された濵﨑洋容疑者(右下写真)のことを取り上げたが、その代理人Y弁護士のことだ。
一昨日記事で述べたように、濵﨑容疑者は並行してたくさん詐欺行為をしていたようで、熊本県でも告訴され、こちらも近く事件化すると見られている。その民事訴訟の方でのことだ。
既報のように、熊本の被害者K氏は総額2億円近い被害に会っているが、何を思ったのか、濵﨑容疑者は反訴して来た。昨年8月のことだ。支払い請求額は約9000万円。
自分の方が2億円近くも借りて未返済にしておいて、どういう理由で約9000万円要求するのかと思ったら、濵﨑容疑者は別会社に9500万円の債権があると主張しているところ、その支払いを何と熊本の被害者K氏が約束し、約500万円しか払ってないので、残りの約9000万円を支払えというもの。
なぜ、被害者K氏が濵﨑容疑者に逆に9500万円も払うのかと思ったら、まだ2人の仲が良かった当時、濵﨑容疑者は被害者K氏に9500万円の債権回収を相談したら、K氏は「債権回収のプロ」O氏を濵﨑容疑者に紹介。ところが、そのO氏は山口組系組長に依頼。結果、組員2名が相手先に押しかけトラブルに。その時、これが表沙汰になると被害者K氏は公共工事を取れなくなるので、濵﨑容疑者に、提訴しないでもらう代わりにその債権分を払うと約束。だが、約500万円だけしか支払わないので、残りの約9000万円を支払えという内容。
その反訴理由自体、倫理的にどうかと思うが、実はこうした主張はまったくのデタラメということで、この反訴状の記載を知った、前出の、濵﨑容疑者曰く「再建回収のプロ」O氏は最寄りの大阪弁護士会にこの10月に懲戒請求したという。
「いくらカネをもらって代理人となったとはいえ、主張に際してはそれなりの裏を取らなければなりません。ところが、私はその組長とはそもそも面識がなく、頼んだ事実もまったくありません。
ところが、濵﨑に言われるまま、そんなデタラメの理由を羅列して反訴。昨今、この手の弁護士が目につきます。“カネさえもらえば、お前はどんなことでもやるのか!?”と言いたいですね!」(O氏)
濵﨑容疑者という詐欺師の依頼人にして、この弁護士ありきということか?

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