アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「本紙VS中務氏、お寺乗っ取り疑惑報道巡る記事削除仮処分、本紙全面勝訴!」

本紙では、大阪のお寺「正圓寺」が、地元で「ゼフィア」「ユニテックス」などを経営する中務稔也氏(下左写真)に乗っ取られたとの疑惑を報じている。
そうしたところ、中務氏は、その疑惑に関する本紙記事6つを仮に消せとの訴訟(仮処分申立事件。本格的に争っていたら時間がかかり、その間に名誉棄損被害が拡大するといけないから、それなりの根拠があれば、緊急に判断し”仮”に消すように裁判所に判断を求める訴訟。したがって、報道側が負けるケースが多い)を今年1月に提起。この間、審尋が行われていた。
なお、本紙は重大な疑惑であり、申立はスラップ(嫌がらせ)訴訟と判断し、その後も精力的に乗っ取り疑惑と見る新たな事実、また申立の審尋経過につき報じていた。
その申立事件の裁判所決定(島﨑乃奈裁判官)が8月4日に出ていた(仮処分は一般の訴訟に当たる判決の日は通知されず)。
結果は、記事6件すべてにつき、公益性があり、真実ないし真実相当性があると認め、中務氏の求める記事削除申立を却下した。
要するに、本紙側が全面勝訴したわけだ。
 決定書(冒頭写真。全部で25頁)の詳細は追って報じるが、まず、中務氏はそもそも自分は一私人であり、公益性がないとの主張に対しては、乗っ取り疑惑が出ているお寺は地元で親しまれている歴史ある古いお寺で、また、中務氏は多くの企業を率いその年商は総額130億円にもなり、そしてゼフィアは不動産業をしているのだから、逆に公衆の正当な関心が寄せられる事項だとして公益性を認めた。
一方、真実ないし真実相当性に関しては、①ゼフィア側にお寺の不動産の所有権が移っている(中務氏は正当な売買と主張)のは、お寺側が建設会社に資金難で差押を受けたので、それを外すためにかたちだけ所有権を移した、②ゼフィアから「ミングルセンター」などに転売されているが、それがダミーであるとの本紙の論評に対し真実であることをうかがわせる事情があるなどとしてして、本紙の主張を全面的に認めた。
 記事の中には、「リアルミナミの帝王」との記載のあるイラストも掲載され(YouTube版の紹介で、うちの堀ちゃんが載せたもの)、中務氏は自分を反社会勢力とも見做すものでこの削除も求めていたが、裁判所は、中務氏がお寺不動産を転売した理由などにつき、転売先が第三者であることが真実であるとの疎明がない以上、社会通念上許容される限度を超えた侮辱に当たるとはいえないとして、この削除さえ認めなかった。
むろん、現在、お寺側の中務氏も含めた連中の告訴(詐欺容疑)が受理され、捜査されている事実も裁判所は認めており、この点も大きな判断材料になったと思われる。
本紙は正直なところ、裁判所を信用してないので、9割方、負けると思っていた。信用してないとは、大手マスコミもそうだが、この間、真実を見抜く能力の劣化(忖度も)が激しいからだ。
本紙は公認会計士・能勢元氏とも損害賠償請求訴訟を争っており(その他、JTCとも。他にもう1件)、その控訴審判決は8月29日にある。同じく、本紙主張を一部でも認めてくれるか、そもそも期待はしていない。
要は、その能勢氏との訴訟も、本紙はまさに真実足ると思っているから報じているのであり、判決結果に拘わらず、反省もなく、スラップ訴訟を仕掛けて来る者に対してはウォッチし続け、必要性に応じて徹底して報じて行くだけのことだ。

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