アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「リベレステ」前社長、出資法違反に加え、特別背任容疑でも書類送検――背後に悪徳公認会計士?

 警視庁生活経済課は7月31日、不動産会社「リベレステ」(8887。東証スタンダード。埼玉県草加市)の前社長・河合純二被告(74)を、会社法違反(特別背任)容疑で書類送検した。
木原事件など、優先して報じるべきネタが立て続けにあり、すっかり遅くなってしまったことをお許し願いたい。
大手マスコミ既報のこの件を、こんなに遅くなっても報じるのは、河合被告は、先に出資法違反で逮捕、起訴されているが、それに関する行為をしていたことを本紙ではすでに2018年2月に報じていたこと、それから今回事件化するなか、当時の記事で触れていた“協力者”が今回も関与していた模様との情報を得たからだ。
出資法違反とは、具体的には、資金繰りに困った企業相手に、金融業者でもないのに、融資の条件として、リベレステないし河合被告が所有ないし関連するそれも価値の低い不動産を高値で購入させるなどし、それを業として行い、実質、闇金以上の暴利を得ていたと見られるからだ。
今回、それに加え、特別背任容疑にも問われたのは、リベレステの山林開発事業で損失が出るのを隠すため知人の会社に高値で買い取らせ、本来、リベレステに入るべき抱き合わせ融資の返済金など約2450万円を、リベレステの黒字決算対策のため、先の知人会社に支払いリベレステに損失を与えた疑いが持たれることから。
ただし、その他にも、河合被告はリベレステに入る分を、自分個人の利益にしていたケースもあるようだ。

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