アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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安倍晋三代議士お膝元・山口県下関市長選で反乱の動き。子飼い市長、落選の可能性も

●2月の自民党党員選挙を、安倍氏が押す江島前市長に不満で、約半数がボイコット

中央では、“次期首相”の報道が盛んにされている安倍晋三自民党幹事長代理だが、その安倍氏の地元・山口県下関市を預かり、合併に伴う市長選挙でも再選が確実と見られていた江島潔前市長が予想に反し、ひじょうに苦戦しているとの情報が飛び込んで来た。
その市長選(投票は3月27日)、安倍氏の意向を酌んだ江島前市長の大企業優先、反江島・安倍派の地元企業に徹底して仕事を回さない等の独裁政治に、さすがに自民党支持者の間からも反発の声が起き、4期目を目指す江島氏の自民党公認を巡ってかなり揉めたことは本紙05年3月8日号(「安倍晋三事務所の策略か? 地元・山口県新下関市長選挙、保守系立候補者三つ巴攻防の裏側」)でも既報の通り。
しかし、現実は予想を超え、雪崩を打って反江島支援に向かっているという。
「実は2月中旬の自民党党員投票で、安倍事務所の後ろ盾を得て江島氏は推薦をとったものの、投票率はわずか49・9%だった。党員約5600人のうち、約半分がボイコットというさんさんたるものだったんですよ。江島夫婦の離婚訴訟問題で嫌気をさした女性層、大企業優先で排除され絞られた地元中小企業業者が軒並み反江島に回ったからです」(地元事情通)
その結果、安倍・江島陣営を去り、多くが向かった先は、前号でも紹介した自民党元県議の中尾友昭氏(56)陣営だという。
これに対し、安倍・江島陣営側からと思われる「中尾氏を応援した者は、反安倍事務所とみなす」などとする怪文書が出回るなど、ものすごいひきしめが行われているものの、林芳正事務所(林芳郎元代議士の息子。参議院議員。山口県選挙区)でさえ、末端の支持者は中尾支持で動いているうえに、一部の安倍事務所の大物支援者まで反旗をひるがえしているという。

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