昨年6月、本紙で紹介した立花隆著「インディオの聖像」刊行から一年が経過した。また、立花氏の3回忌(2021年4月30日逝去)を迎えることもあり、4月24日~30日、東京・新宿にあるギャラリー「PlaceM」にて写真展が開かれることになった(無料)。
立花氏と同行したカメラマン・佐々木芳郎氏が21日間におよぶ南米取材で撮影した、同書未収録の数々の写真が展示される。
また写真展初日の4月24日(月)には四谷区民ホール(東京都新宿区内藤町87)にて、佐々木氏や漫画家・いしかわじゅん氏、新聞記者・望月衣塑子氏の3人によるトークイベント「格差社会を考える」が開催される(前売1200円、当日1700円)。同書がなぜ出版まで35年を有したのかといったエピソードのほか、「インディオの聖像」を通して人類史上最大のジェノサイドである南米先住民の虐殺や、日本の格差社会の深層に至るまで盛りだくさんのトークイベントだ。
なお佐々木氏は、いま全国上映中の映画「妖怪の孫」の元ネタである本『「安倍晋三」大研究』の原作者。同書では本紙・山岡も「安倍邸放火未遂事件の深層」を語っているが、インタビューしたのが佐々木氏というご縁がある。