アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(920)「中国系仕手筋と太陽光発電利権」

国際政治学者・三浦瑠麗の夫、三浦清志容疑者逮捕で太陽光発電利権が注目されているので、少し古いがある事件に触れておく。
中国資本となっている医療法人経営支援・運営指導を行う医療関連事業展開「グローム・ホールディングス」(冒頭写真は株価チャート。8938。東証グロース。東京都港区)、ツイッター上でも煽りらしき書き込みを見かけるが、以前は不動産関連が主業で旧名は「ロジコム」。そのロジコム時代の2005年3月に上場。倉庫、店舗等の賃貸業だったが、2016年3月、「ダヴィンチ・ホールディングス」(現「DAホールディングス)と不動産ファンド事業などにおいて資本・業務提携。同年10月、持株体制に移行し「LCホールディングス」に社名変更したあたりからおかしくなった。
当時の関係者によると、ダヴィンチの金子修元社長が来てから社内は混乱。そのころ、あの「maneoマーケット」元社長の瀧本憲治氏(故人)とも生臭いことがあったという。なお、当時の役員は全員退社したとのことだ。そのへんのいきさつは情報元への配慮で省略させていただく。
今のグロームは医療コンサルだが、昨年11月1日に就任した藤本 一郎新社長はやはり中国系の「アジアゲートホールディングス」(1783。東証スタンダード。東京都港区)の社外取締役。そのころからグロームの目標株価2000円と噂が広まっていたが、昨年12月12日の1441円が天井でその後下落中。しかし、先週関係者よりまた仕掛けるとの連絡があった。そして3月17日終値1043円(前日終値より△81)。これまで数回クロスによる玉移動を行っているようで、株価を上げざるを得ないともいわれている。
なお、中国仕手筋が介入していると思われる銘柄は多い。そこへ日本人ブローカーも絡んでおり実態は複雑だ。また、中国仕手筋は基本、長期投資で会社支配を目的としている場合が多い。資金繰り苦しいハコモノ企業にとっては渡りに船だろう。

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