日銀の金融政策現状維持、米利上げ鈍化の影響か、わが国株式市場の新興・小型株投資家にはフォローの風が吹いて来た。
新興・小型株投資家の大半は個人だが、彼らの多くの昨年の収支は損失だったという。
さて、昨年終わりごろから中国系仕手筋への圧力がかかって来ていることは筆者がこの連載で指摘した通り。証券会社が注文を受け付けなければ買い集めたくてもできない。想像だが、東証からの圧力だろう。しかし、事情はどうであれ、仕手筋だからといって規制するのは問題だ。
だが、このような状況のなかでも、昨年10月ごろから買い集めていたと思われる「ムトー精工」(東証スタンダード。7927。岐阜県各務原市)は今年に入ってから一段高して来ている。以前は中国筋の動きを苦々しく見ていたが、当局の不当な圧力を見れば応援したくもなる(?)というものだ。
さて、今週は同じく中国系筋が勧めていると見られる某銘柄を、また仕掛けるとの情報が入って来た。