アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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安倍元首相のお膝元参院選挙区——安倍元秘書候補(立憲)と立憲事務所に糞尿撒く等、選挙妨害か

 本日、参議院選挙(7月10日投開票)が公示されたが、安倍晋三前首相のお膝元である山口選挙区(改選1。7名立候補)から立憲民主党公認で出馬している秋山賢治氏(52)に対する選挙妨害ではないかと思われる事件(器物損壊罪など)が続いていた事実が判明したので報じる。
まず5月24日朝、秋山候補の下関市内の自宅(冒頭写真)敷地内に異臭がする液体のようなものが撒かれていた。同居する母親が発見した。
5月28日には、自宅前のポスターが剥がされ、自宅車庫に捨てられていたという。
さらに6月3日には、同市の立憲県参院選総支部事務所駐車場に止めていた関係者の車両に汚物のようなものがかけられていた。
自宅へ撒かれた液体については、山口県警下関署に被害届が出されすでに捜査中。立憲事務所に対する汚物のようなものに関しても被害届が出されている。
立憲県連は「国政選挙候補者や関係者への脅しとも取れる行為は、民主主義を脅かす愚行で断じて許されない。2度と起こらないよう県連として改めて抗議する」とのコメントを出している。
本紙への情報提供者によれば、撒かれたのは糞尿だという。
また、自宅に撒かれた際、秋山候補は自宅車庫に党の選挙カーを駐車させており、ここにも糞尿を撒かれていたという。
本紙で既報のように、秋山候補は1993年から安倍政権時の2007年まで安倍元首相の私設秘書を13年以上務めていた。
同選挙区には、安倍元首相の国家老といってもいい元下関市長の江島潔候補(当選2回。自民党)も立候補しており3選を目指している。
秋山氏は「アべノミクスで故郷の下関市が衰退したのを見た。それで一強政治はダメだと思い、その地元から声を上げることにした!」と4月に出馬会見で語っていた。
これに対し、秋山氏は安倍元首相に仕えた元ベテラン秘書だけに「親分の安倍氏にケンカを売る行為!」「裏切り者!」との声も上がっていた。

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