青汁王子こと三崎優太氏が新潮社を相手取り、名誉棄損に基づく損害賠償や謝罪広告掲載を求めていた民事訴訟の一審判決が3月25日、東京地裁で言い渡され、伊藤繁裁判長は新潮社に対し220万円の支払いを命じた。
これに気を良くした三崎氏、当日、自身のツイッター(フォロワー数141万人以上)で「完全勝訴」と報告(冒頭写真)。そして4月7日には、「嘘の反社認定をでっちあげ、人生を潰そうとした卑劣な手口の全貌を公開予定」と報告した上で、この記事を取材した記者の名刺を張り付け、この記者の顔写真や情報提供を呼びかけている(下右写真)。
本紙・山岡は三崎氏を3年半ほど前、東京は新宿の大久保通りに面した知り合いの事務所で取材したことがある。仮想通貨の被害者としてだった。
その後、実は今回訴訟の元になっている街宣を依頼したなどの内容が記された「和解契約書」(有料記事部分に転載)を入手していたが、スルーしていた。今も正直、関心はない。
だが、マスコミ関係者から、いくら何でもたまたま担当した記者を晒し者にするかのような行動はいかがなものか(提訴も新潮社だけでなく、この記者個人も)と、今回の「判決文」を提供された。
関心のある向きは、以下に転載した「判決文」をご覧になり、自身で判断していただきたい。
えらそうに言うつもりはないが、ツイッターに書かれている内容をそのまま信じ、自分なりに裏づけを取らないで第3者を批判するケースが余りに多過ぎる。自殺に追い込んだ、プロレスラーだった木村花氏のケースなどその典型例だろう。
「判決文」に目を通して見ると、まず1540万円の請求に対し判決は220万円の支払い。謝罪広告も認めていない。
それから、