「SMBC日興証券」のブロックオファーによる相場操縦事件の元は取引先からのチクリだったようだ。『選択』4月号が詳細に報じている。しかし、チクリがなければ証券取引等監視委員会(SESC)も東証も相場操縦を見抜けなかったというわけで、当局の調査能力は低いと言わざるを得ない。
さて、先週は「SDSホールディングス」(旧・省電舎ホールディングス。1711。冒頭写真は同社株価チャート)が月曜から値上がりし続け、3月31日高値は月曜寄り値から115円もの高さ。しかし、市場の噂通り31日大引け後にIR発表。そして翌日4月1日は売り気配スタート。終値は550円(-75円安)と急落。
そして大方の予想どおり、あの有名煽り屋女史より1日午前9時11分に買い煽りのツイートがあった。IRの内容自体は悪くない。むしろ評価されるべき内容だ。しかし、前日までIRを期待した買いが続いていたことと、やはり関係株主の売り浴びに会い、あえなく撃沈。しかし、今回は煽りがマイルドだったため、期待していなかったのかも知れない。