アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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4月人事異動でSESCは「鳴く番犬」に!? ターゲットに上がる3銘柄

「証券市場の番人」=証券取引等監視委員会(SESC)の事情に詳しい者から情報提供があったので報じる。
SESCといえば、佐渡賢一元福岡高検検事長が検察庁退官直後の2007年7月にSESC委員長に就いて約10年トップを務めるなか、特別調査課(特調)では金融商品取引法の偽計罪での適用を指示し、いわゆる「ハコ企業」の摘発を行う一方、証券検査課による課徴金などの行政処分勧告も多用。証券市場の不正取り締まりを積極的に行い高い評価を受けた。
これに対し、「SMBC日興証券」という大物、それも「ブロックオファー」の株売買に相場操縦罪を初適用して強制調査を行い、事件化して大いに注目されているが、佐渡氏の後を次いで16年7月からSESC委員長に就いた長谷川充弘元広島高検検事長(冒頭写真)の下では、それまで摘発・告発件数が減少しており、「鳴かずの番犬」との批判も出ていた。
そんななか、この4月の人事異動で、検察からやる気満々の検事がSESCに出向することがすでに内定しており、そうなると、摘発対象になり得る上場企業がすでに3つ、事情通の間では話題になっているという。

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