アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<記事紹介>「『サンフェニックス粉飾倒産』主犯は強欲会計士」(『FACTA』22年1月号)

12月20日発売の月刊会員制情報誌『FACTA』のカラーページのところに、丸まる1頁使ったタイトルのような記事が載っているところ、“強欲会計士”という記載が真っ先に目に飛び込んで来たものだから、一瞬、本紙と係争になった能勢元公認会計につき他のマスコミでも取り上げ出したのかと思ったが、そうではなかった。
ただし、本紙では佐藤裕紀公認会計士のこの件は、すでに11月4日に取り上げていた
公認会計士の本業より、自身が事業にのめり込み、複数の会社代表に就くなか、資金が回らなくなり、循環取引のように、自分の息のかかった会社の資金を会計士なのに流用。しかも自身のゼイタクな生活のために横領していた疑惑さえ出ている。
この『FACTA』記事では、本紙のように事件化の可能性にまでハッキリ言及してなかったが、その可能性もある上、公認会計士の最大組織「公認会計士三田会」で幹事を務め、国会対策なども担当する“大物”会計士だったからこそ取り上げたのだろう。
しかも、一番最初、9月28日に民事再生手続き開始決定を受けた、自身が理事長に就いていた「サンフェニックス」(広島県福山市)は2つの特別養護老人ホームなどを経営する社会福祉法人で、命を預かるだけになおさら由々しき事態といっていい。

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