5月1日、本紙は、当局がわが国一のマンモス大学=「日本大学」の田中英寿理事長(冒頭左写真)の動向に注目しているとの記事を報じた。
その田中氏、イトマン事件、石橋産業事件の罪で服役中の許永中と親しい関係にあったのは有名は話。石橋産業事件の被害者が、東京地検特捜部に提出した「陳述書」のなかにこんな内容の下りがある。
1996年3月、田中理事長は大阪市内の許の自宅にいた。
同席したのは許に、石橋産業の被害者、境川日本相撲協会理事長(当時。元横綱・佐田の山。冒頭右写真)、関取数名、そして田中理事長(当時は日大常務理事)。
その席で許は大阪に国技館を作り(その予定地に挙げていたJR大阪駅旧国鉄跡地にはヨドバシカメラが建った=横右写真)、08年のオリンピック(北京で開催に)を大阪に誘致すると共に、相撲のオリンピック種目入りにも田中氏と一緒に尽力すると境川理事長らにとうとうと話したという。
許と境川理事長とのこの日の会合をセッティングしたのは田中氏だった。