アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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競合業者が告発――旧国立競技場、築地市場でも2度目の大型工事受注かと噂される疑惑の解体業者

東京都が8月27日まで一般競争入札形式で申請を受け付けている解体工事がある。
旧築地市場の解体工事は2018年10月から20年7月までの間に155棟(総のべ床面積約26万㎡)と、すでにほとんどの建物が解体されている。
だが、まだ勝どき門のところにある駐車場の地下部分、厚生会館(=冒頭地図の黄色囲み部分。地上4階建て)など残っている。
それらの解体で、工事発注規模は40億円以上50億円未満というからひじょうに大型の工事だ。
開札は8月30日午前9時15分。
ところが、その入札に申請した競合業者関係者から本紙に情報が寄せられた。
「入札は形式的なもので、すでに落札するのはK社に決まっている可能性が高い。この“官製談合疑惑”を公にすることで、公正に落札者を決めてもらえればと藁にもすがる思いで告発しました」
実はこのK社、東京都発注の大型解体工事を受注するのは今回は初めてではない。
16年7月に都が4つの工区に分けて発注、入札した築地市場の上物建物解体工事において、水産物部本館・卸売場棟、それに水産物部仲卸売場棟の2工区を落札。その落札金額は計17億円以上だった。
 今回同様、入札条件に「3者による建設共同企業体であること」があり、その受注額すべてが自社に入るわけではないが、告発者によれば、今回も前回同様、このK社が第1順位の構成員になっているとのことで大型の受注であることに変わりはないという。
そして、この前の入札を巡っては「官製談合疑惑」が囁かれたり、4工区に分けて発注するのは一般には地元企業に受注させる手法だがK社の2件を含めた4件の内3件が東京に本社がない業者だったことなどから一部大手マスコミでも疑惑が報じられた。
さらにいえば、このK社、旧国立競技場の解体工事(南工区)も14年12月に落札。こちらは単独で約15億円。
旧国立競技場を発注したのは都ではなく日本スポーツ振興センター(JSC)だが、この際には「天の声」が出たと一部マスコミで報じられた上、競合会社が官製談合だと騒ぎ、JSCが公正取引委員会に報告する事態になった(ただし、JSCは調査部会設置し「官製談合の事実なし」と結論)。

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