コロナ禍も何のその、むしろ在宅時間が増えるなか持ち家志向が高まったことを背景に、主力の戸建て関連事業が好調。しかも、今年1月に連結子会社化した投資用マンション「プレサンスコーポレーション」(3254。東証1部。大阪市中央区)も寄与し、売上高、利益共に22年9月期は過去最高になりそうな「オープンハウス」(3288。東証1部。東京都千代田区。荒井正昭社長=冒頭写真)。
まさに絶好調の様子だが、「好事魔多し」ということか。
本紙はこのオープンハウスが、巨額脱税で逮捕、起訴されたものの否認しているため、未だトップが保釈されていない不動産会社と取引している1事実を掴んだ。
いうまでもないが、その不動産業者の所有する約300坪の土地をオープンハウス(正確には都心部戸建分譲を行う主要子会社「オープンハウス・ディベロップメント」)が購入したのは、脱税で相手不動産業者トップが逮捕・起訴された後のこと。謄本によれば今年4月30日のことだ。(横写真=東京都荒川区のその購入地)
オープンハウスは同地で今年10月から工事着工。23年3月中に5階建てマンションを建設(40戸)、そして分譲する予定だ。