無登録で80億円投資募り７人逮捕――主犯は本紙既報の詐欺常習者

警視庁生活経済課は８月５日までに、無登録で高配当を謳った投資ファンドへの出資を勧誘したとして、投資会社「リプラス」（東京都港区）の代表取締役・山下寛子（48）、運用担当だったと見られる白石勢輔（64）など男女計７人を逮捕したと、大手マスコミは昨日一斉に報じている。
同報道によれば、白石容疑者はリプラスの「投資アナリスト」を名乗り、２０１７年から20年までの間に関東地方を中心にセミナーを開催するなどし約80億円を集めていたという。
本紙ではすでに今年３月、この白石容疑者のグループが、「ＢＮＩ」というビジネス関連組織の千葉県の下部組織にリーダーを介して入り込み、かなりの被害を出していたことを報じていた。
その際、この白石容疑者、リプラスでは仮名を名乗っていたが、それは過去にも投資を募り、こちらでは出資法違反（預かり金禁止）で有罪判決を受けていたためで、実質は投資詐欺だとして注意を呼び掛けていた。