アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「BNI」を利用し被害総額30億円出した詐欺師!?――前科あり、暴力団関与説も

「BNI」という組織がある。
1985年、アイヴァン・マイズナー博士なる者が米国で創立した世界最大級のビジネス・リファーラル(ビジネスチャンスを紹介する)組織とのこと。本部は米国ノースカロライナ州シャーロット。同社HPによれば、20年8月時点で、過去1年間に世界で2兆円近い売上をもたらすビジネス紹介をしているという。メンバーは中小零細企業の社長が多いようだ。
日本支部は2006年設立とまだ日が浅くメンバーは1万人ほどながら、全国の活動地区毎に「チャプター」なる単位で組織構成。そのチャプターのメンバーは数十人と小規模であることもあり、極めて密な関係になるという。そこで、この「白石陽士」なる60代前半の男、このチャプター間を渡り歩き詐欺話を持ちかけBNIメンバーの被害総額は約30億円ともいわれる。
被害を訴える者の話など総合すると、すでに事を終え失踪。
しかしながら、詐欺の常習者と見られ、今後も新たな被害が出るのを阻止したい、また、現在の居場所を突き止めたいということで、本紙ではまだ事件化していないが、実名報道することにした。
本紙がこの白石氏に興味を持ったのは、過去にあった詐欺事件(ただし、下の名前が異なる)と同一人物と思われ、同事件を巡っては有力な指定暴力団の関与も指摘されており、そうなるとただの詐欺疑惑事件では済まないし、そもそも被害とされる額も小さくないからだ。
(冒頭写真=白石氏と名刺。すでに名刺の電話、携帯など使われていない。HPもリニューアル中ということで見れない。右上写真は詐欺に使った会社入居ビル。こちらはレンタルオフィスで、すでに事務所はない)

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