本紙では4度に渡り、兵庫県神戸市の地元では大手の土木会社「沼田建設工業」(沼田武夫代表)が、その優越的な地位を利用して、兵庫県や神戸市から受注した公共工事を下請け業者に違法に丸投げしている重大疑惑につき、下請け業者から話を聞き、義憤に駆られた東京の一級建築士が行政訴訟を提起し争っていたことを報じている。
一地方の土木会社の疑惑とはいえ、こうした疑惑が表面化することも、行政訴訟が提起されることも稀だからだ。
しかしながら、この行政訴訟、神戸地裁は審議することなく却下。これを不服として原告は控訴したところまで報じていた。
その後、状況が大きく変わり、逆に疑惑の大手土木会社側が、義憤に駆られ何の利益関係もないのに手弁当で提訴したこの一級建築士を刑事告訴していたことが判明したので追加報告する。