アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「東京福祉大学」、あの強制わいせつ元総長が総長、学長に復帰

 本紙でこのところ何度か取り上げていた「東京福祉大学」(本部・群馬県伊勢崎市。キャンパスは池袋、王子、名古屋にもある)の創設者で元学長の中島恒雄氏(冒頭写真。73)が同大学学長、それに同大学を経営する学校法人「茶屋四郎次郎記念学園」(東京都豊島区)の総長に復帰していたことがわかった。
東京福祉大学のHPを見ると12月7日に「総長・学長就任のお知らせ」とのタイトルでIRされているので間違いない。
茶屋四郎次郎記念学園の登記簿を取ろうとしたら、「登記書き替え中」で取れなかったのは、この件のためだろう。
それにしても、いくら罪を償って10年経ったとはいえ(*刑法第34条2は、刑期満了から罰金以上の刑に処せられることなく10年経過すれば刑の言い渡しは効力を失うとしており、法的には復帰は問題ない)、その内容は総長という優越的な地位で持って5人の女性教職員に強制わいせつを行い実刑を食らっていたのだ。いくら法的に問題ないとはいえ、教職員らが中島氏の教育機関トップの総長復帰に反対するのは無理もなく、その結果、10月25日に予定されていた理事会自体開催されず、復帰は頓挫したと見られていたのだが……。

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