アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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上場廃止の「Nuts」で――新人相手に煽るだけでなく、損切りさえするなと指導していた「ウルフ村田」

 本紙では、もはや仕手株のただの「煽り屋」との評もあるとして、仕手銘柄を取る上げる際、彼女の名が出ていれば適時、報じて注意を呼びかけるようにしているものの、いちおう著名な株式トレーダーともいわれる「ウルフ村田」。
そういうわけで、仕手株の「煽り屋」としては知っていたが、今回、ただ煽るだけでなく、仕手筋の売り逃げに協力してのことではないか? 「損切りした方がいいのではないでしょうか?」と相談する株投資の新人に対し、「再度上がるから」などといって、損切れをさせないように“指導”していたことがわかったので報じる。
この銘柄は「Nuts」。
本紙では17年11月、ウルフ村田はインサイダー情報を得ているのではないかとの記事を書いたこともある銘柄だ。
このウルフ村田、余りに露骨な煽り行為に、もはやある程度以上の株投資経験を積んだ者は見向きしないので、最近は株式投資の素人にターゲットを絞っているようだ。
ネット上での大々的な宣伝、それに東大卒などの肩書が効いてか、新人のなかには彼女のツイッター情報などを参考にするだけでなく、彼女のセミナー、その後のオフ会にも参加したり、「月刊ウルフ」に入会し、結果、ある意味、“洗脳”され忠実に株式投資をするだけになおさら問題は深刻ともいえる。
それでも「騙される方が悪い」との見方もあることはわかるが、“授業料”まで取っておいて、仕手株に嵌め込むのが事実であれば、それはもはや犯罪といってもいいのではないだろうか。
以下は、つい最近上場廃止になり、事件化も必至と見られる「Nuts」銘柄で完全に嵌め込まれ、全財産をほぼ失ったという株式投資新人からの報告だ。

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