ジャスダックに上場していた「Nuts」は10月3日に上場廃止になった。
上場廃止理由は破産開始決定を受けたためで、今年2月27日には証券取引等監視委員会(SESC)が金融商品取引法違反(偽計)で強制調査に入っていた。
本紙では、この強制調査を受けて設置された外部調査委員会の「最終報告書」内容をスッパ抜いたが、その最終結論は偽計だけでなく「風説の流布」にも該当すると認められるとしていた。
19年2月8日、Nutsは19年3月期の業績予想をIR。
それは前年比受上高が10倍以上になるという内容で、そのため同社株価は3倍以上に高騰した(冒頭右写真)が、最終報告書が結論づけているようにその内容は完全なデッチ上げといってもいいものだった。
上場廃止になった以上、もはや逮捕による株主への悪影響もあり得ない。しかも、これだけの悪質な案件だ。今後も同じような上場企業が出来ないようにSESCは地検に告発、すでに捜査を行っているとの見方も出ている。
そして、そんな観測のなかでターゲットとして5人の名前も上がっている。