アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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青山メインランド社長恐喝事件――川又被告は無罪

昨9月30日午前10時から、本紙がウォッチしている「青山メインランド」西原良三社長に対する恐喝事件の、川又誠矢被告(冒頭写真)についての判決があり無罪が言い渡された。
7月29日の被告側最終弁論、川又被告の最終陳述のあった前回公判においては、検察側が立証追加を言い出し、これに弁護側が「刑事訴訟のルールを無視!」などと大反論。それでも裁判官が立証追加を認め、判決が言い渡されない可能性もあったが、そうはならなかった。
検察側はすでに共に懲役2年半の実刑が確定している堀川嘉照、小林英雄の2人との共謀を主張し、川又被告にこの2人より重い懲役4年を求刑していた(2人は3年半)。
だが、共謀につき十分な立証をしているとは思えず無罪の可能性もあると見られていた。
何しろ、川又被告は当初から共謀どころか、堀川・小林の2人に関しても、500万円の恐喝、2000万円の恐喝未遂に問われたわけだが、500万円は「アクセスリンク」の取消し、2000万円については西原社長にとっては不名誉な女性スキャンダルが出て来た小林提起の訴訟の取り下げ(取り下げにならず)を西原社長側からそれも弁護士同席で要請して来たものであり、したがって恐喝の構成要件該当性がないので無罪とまで主張していた。
もっとも、判決は堀川・小林2人の恐喝は認められるが、川又被告の共謀は認められないということで無罪を言い渡した。

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