アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<北朝鮮情報>「金正恩重篤説」は本当なのか?

 4月20日(現地時間)、米CNNが、北朝鮮事情に詳しい米当局者が、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が手術後に深刻な状況に陥っているとの情報があり注視していると報じたことで浮上している、この「金正恩重篤説」、どこまで信ぴょう性があるのだろうか?
韓国大統領府の報道官は21日、「確認できる報道はなく、現在まで北朝鮮で特異な動向は捉えられていない」と否定。米トランプ大統領は同日、そのような説は確認できていないし、信用していないと述べていたが、それは当時は情報がなかったためで、23日には「不正確」と断言した。
だが、今回の重篤説、現状では完全なフェイクとは言い切れないようだ。
既報道を検討してみると、まず、4月15日の故・金日成主席の誕生日、金委員長は参拝していない。
北朝鮮ではこの日は「民族最大の祝日」(太陽節)で、金委員長は最高指導者の地位についてからこの日を迎えるのは9回目だが、これまで一度として参拝しなかったことはないし、参拝しないことはあり得ないことと見做されている。
そして、金委員長の動向は4月12日から途絶えているようだ。
また、北朝鮮情報を扱う韓国のデイリーNKは20日、金委員長が心臓血管手術を受け、別荘で療養していると報じていた。
そうかと思えば23日、韓国の「中央日報」は、金大中政権下で初代青瓦台国政状況室長を務めた張ソンミン氏が、中国高官の話しとして、「北朝鮮の最高要人が電話して来て、

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