≪連載（１８０回目）≫アッシュブレインの資産運用ストラテジー　今週の相場展望（４月27日～５月１日）＆ＭＹ注目銘柄

■プロフィール　投資歴18年、出版社勤務の兼業投資家。投資に必要なのは、１に「メンタル」、２に「需給」、３に「ファンダ」だと考えており、勝ってもおごることなくたえず反省を繰り返し、安定して資産を増やす投資を心がけている。

≪先週の相場振り返りと今週の見通し≫
先週末の日経平均株価の終値は１９,２６２円と、先週比－６３５円安（前稿比＋398円→　＋1679→　▲1569→　＋2845→　▲878→　▲3318→　▲393円→　▲2245→　▲301→　▲140→　＋623→　▲622）と反落した。土曜日に日経平均ＣＦＤを確認すると、夜間取引で１９,４３２円と＋170円高と堅調だった。
ＮＹダウは、週間で－４６７ドル安（前稿比＋524→　＋2666→　▲585→　＋2463→　▲4012→　▲2679→　＋456→　▲3583）の２３,７７５ドルと、米国株のほうが下落率は低い。
　しかし新型肺炎（コロナウイルス）の感染拡大が止まらない。これだけ経済を犠牲にし、世界中の国民が自粛生活を余儀なくされていても、感染拡大が止まらないとは―――筆者はこの展開に、すっかり悪寒が走ってしまっている。
いつも通り新型肺炎の新規感染者の動向からお伝えする。
3月11日に、全土封鎖したイタリア。25日＋5879人→　26日＋5210人→　27日＋6153人→　28日＋5959人→　29日＋5974人→　30日＋5262人→　31日＋4050人→　1日＋4053人→　2日＋4782人→　3日＋4668人→　4日＋4585人→　5日＋4805人→　6日＋4316人→　7日＋3599人→　8日＋3039人→　9日＋3836人→　10日＋4204人→　11日＋3951人→　12日＋4694人→　13日＋4092人→　14日＋3153人→　15日＋2972人　→16日＋2667人→　17・18日平均＋3640人→　19日＋3491人→　20日3047人→　21日＋2256人→　22日＋2729人→　23日＋3370→　24日＋2646人→　25日＋3021人→　26日＋2357人（合計195,351）。減ってきてはいるものの、なかなか大きく減ってこない。
世界の中心・米国は、25日＋8591人→　26日＋14156人→　27日＋16643人→　28日＋19025人→　29日＋19818人→　30日＋19143人→　31日＋20883人　→1日＋24914人　→2日＋27089人→　3日＋28851人→　4日＋32885人→　5日33787人→　6日＋25688人→　7日＋30516人→　8日＋31874人→　9日と＋32115人→　10日＋33958人→　11日＋35252人→　12日＋28,358人→　13日＋27657人→　14日＋30089人→　15日＋21944人→　16日＋30037→　17・18日平均＋33550人→　19日＋28455人→　20日＋25283人（合計735,287人）→21日＋53633→　22日＋37264→　23日＋22908→　24日＋37617人→　25日＋19842人→　26日＋54345（合計960,896）。いまが最高水準か。
日本に関しても、24日まで1日10人台だった新規感染者数は、25日～27日に連続で40人を越え、28日は突如＋104人に増加→　29日＋194人→　30日173人→　1日＋225人→　2日＋203人→　3日236人→　4日318人→　5日336人→　6日383人→7日252人→　8日＋351人→　9日＋511人→　10日579人→　11日658人→　12日743人→　13日530人　→14日＋315人→　15日＋457人と、→16日＋488人→　17日570人→　18日＋557人→　19日＋566人→　20日＋361人→　21日＋363人→　22日＋371人→　23日＋422人→　24日435人→　25日441人→　26日＋349人。
最後に世界全体の新規感染者数。
25日＋39788人増（死者＋1720）→　26日＋41357人（死者＋2208）→　27日＋48407人（死者＋2392）→　28日＋62402人（死者3156人）→　29日＋62963人（死者＋3460人）→　30日＋58216人（死者＋3147）→　1日＋57579人（死者3297人）→　2日＋72511人（死者4192人）→　3日＋72618人（死者4923）→　4日＋75620（死者4790人）→　5日79029人（死者6657人）→　6日＋81772人（死者＋5798）→　7日＋76815人（死者＋4807人）→　8日＋68514人（死者＋5013人）→9日＋73288人（死者＋6620人）→　10日＋82326人（死者＋6283人）→　11日＋84475人（死者＋7273人）→　12日＋88,999人（死者＋6886人）→　13日＋84936人（死者6258人）→　14日＋75989（死者＋5695人）→　15日＋71389（死者＋5362人）→　16日＋69598（死者＋5979人）→　18日＋82382人（死者＋8480人）→　19日＋85050人（死者6704人）→　20日＋80586人（死者6456人）→21日＋72872人（死者＋5286人）→　22日＋82228人（死者＋5094人）→　23日＋73542人（死者5959人）→　24日＋73233人（死者＋6678人）→　25日＋81060人（死者＋6214人）→　26日＋９３１３５人（死者＋5750）と感染者数は、現在が最高値である。
イタリアなど感染拡大が早かった地域はピークから半減しているが、なかなか減ってこない。日本は、依然大きくは増えてこないものの油断はできない。米国と世界の感染者数はいまがピーク。
　やはり国内で話題となっている、８割おじさんこと・西浦教授の提言する通り、１人あたり８割の接触を避ける努力を徹底しなければこの新型肺炎（コロナウイルス）の収束は難しいということか。　ただ、この理想論は、コミュニケーションや息抜きが必要な人間という生物では達成することが容易ではないのであろう。そもそも国別の実際の感染者数は、現在把握されている感染者数の何倍、いや何十倍にもなっている可能性が激高。
なぜならば、突然蔓延し出した疫病に対する、ＰＣＲ検査数が足りている可能性はなく、米国のＮＹ州などでは、血液検査の結果、感染者数は現在の50倍以上（100倍？）も存在している、という報道がかまびすしいのだ。