証券業界は新型コロナウイルスの影響でパニック状態。中小地場証券は退場の危機にさらされてきている。過去も大暴落の後は廃業、再編が起こっている。暴落が落ち着けばまた同様の動きが起こるだろう。
さて、韓国系から中国系資本に変わって2年経過した「リーディング証券」だが、最新の自己資本比率をみると175%と極めて危ない水準だ。それも債券を発行しての数値だ。今月末には1億2000万円の償還を控えており、同じ中国系の「マディソン証券」同様、経営は綱渡りが続く。
そのリーディーリング証券をすでに17年3月、約4億8300万円で買収したのが中国系投資会社「ランキャピタルマネジメント」。表向きは「日本企業を対象に経営支援の投資を行う」とのことでリーディング証券を買収したものの、実際にやっていることはハコモニ上場企業に投資し株価を吊り上げることとの見方もある。
話は遡るが、かつてリーディーリング証券から独立したのが「ニュース証券」で、同証券はあの「ワシントングループ」の河野博晶氏の息がかかった証券会社ともいわれていた。